10.レーシックと老眼について

10.レーシックと老眼について

たまに、レーシックは老眼が進行する、老眼になる、という話がありますがこれは間違いです。レーシックを受けたことで老眼が進むということはありません。

眼は歳をとるにつれ水晶体が硬くなり、毛様体筋と水晶体の調節力が弱ってきます。それによって視力がおとろえるのが老眼です。

例えば、一般に遠視の人は、近視の人に比べて老眼になるのが早いとよくいわれますが、症状を自覚するのが遅いか早いかであって、遠視・近視・正視のどの人も同じように調節力は衰えるのです。

「レーシックによって老眼になりやすい」というのは、近視が矯正されたために、“本来、正視であったなら感じているはずだった老視に気づいた”というのが本当のところでしょう。

また、老眼の場合にレーシックが受けられるか、という点では、レーシックは18才〜60才の人を対象としています。

老眼が始まるのはだいたい45才頃からなので、老眼が始まっている人であってもレーシックは受けられます。ただし、近視と老眼は別のものなので、近視を治療しても老眼にはなります。

これは正視の人が老眼になるのと同じです。つまり遠くは見えても、近くを見る時には老眼鏡が必要になります。そのため、高齢の場合には、やや近視を残して矯正するという考え方もあります。そうすれば遠くも近くもある程度見えるわけです。

さらに、片目を遠くが見えるように、片目を近くが見えるように調整するモノビジョンと呼ばれる方法もあります。はじめ左右差はあるものの慣れるようです。遠近両用眼鏡のような考え方です。

他に、レーシックとは少し異なりますが、老眼矯正治療としてCKという方法もあります。これはレーザーやメスを使わずに、ラジオ波によって角膜のコラーゲン組織を収縮させることで屈折を変えるというものです。



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