2007年05月21日

22.ウェーブフロントレーシックとは

22.ウェーブフロントレーシックとは

レーシックは1990年に開発されました。日本においては本格的に開始されてから7年になります。この7年間でレーシックはさらに大きく進歩しました。

近年になって眼の屈折度を精密に検出、解析する高性能検査機が登場したことで、これまでのレーシックでは対応できなかった個々の角膜形状から生じる高次収差(眼鏡、コンタクトで矯正出来ないほどの細かい歪み)に対応することが可能になったのです。

カスタムレーシックとかオーダーメイドレーシックといった呼び方をされることもありますが、波面解析をおこなうことからウェーブフロント(波面)レーシックという名称で定着しているようです。

ウェーブフロントレーシックは、従来のレーシックでは困難であった不正乱視を矯正可能なものにしました。また、ウェーブフロントレーシックでは細かな歪みを緻密に矯正できるため、よりクリアな視界が得られること、夜間視力の低下やハロ(夜間、光源の周囲がにじむ)の発生率が低くなるといったメリットがあります。

高精度の計測、解析装置を使用するため、通常のレーシックの手術に比べると、費用の面では高くなります。ウェーブフロントレーシックにした場合、だいたい10万円くらいのプラス料金になっているようです。
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2007年05月19日

21.レーシックとPRK・エピレーシック

21.レーシックとPRK・エピレーシック

レーシックはフラップ(フタ状のもの)を作るため、人によっては角膜の厚みがたらずにおこなえないケースがあります。そのため、角膜が薄い場合には、フラップを作らない、もしくは非常に薄いフラップを作る方法が選択されます。

PRKは、レーシックが開発される以前の1985年から行われている方法で、フラップを作らず、角膜上皮を取り除いてその下のボーマン膜にエキシマレーザーを照射するというものです。

強度近視の場合、術後に角膜混濁(ヘイズ)が消えない症例などがあったことから、現在ではあまり行われなくなりつつあり、視力矯正の主流はレーシック(さらにはイントラレーシック)へと移ってきているものの、角膜が薄くレーシック手術ができない人や、格闘技をする人に向いているとされます。

フラップがないので、当然それに附随する問題(ずれ、剥離)の心配もありません。レーシックに比べると、若干痛みがあり、効果があらわれるのに多少多く時間を要します。レーシックはできなくても、PRKは可能という場合もありますので、ケースによっては医師がPRKを勧めることもあります。

また、エピレーシックというのは、エピケラトームという医療機器を使ってレーシックよりもさらに薄いフラップを形成する方法です。アルコールで薄い膜状のフラップを作るレーゼック(ラセック)に似ており、アルコールの代わりにエピケラトームで薄いフラップを作る、オートレーゼックともいえる方法です。術後3日ほど保護用コンタクトレンズを使用。

レーゼック(ラセック)のようにアルコールによる影響は考えなくてよいですが、2004年から行われはじめた新しい方法のため、まだ行っている病院も少なく臨床例もあまり多くないといえます。

エピレーシックのフラップは、角膜上皮層のごく薄く、フタというより膜というイメージに近いものを形成しますから、やがて新陳代謝とともに上皮細胞は再生します。そのため、フラップの無いPRKと同様、眼に衝撃を受ける可能性の高い格闘技などをする人にも適しているとされています。
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2007年05月18日

20.レーシックとイントラレーシックの違い

20.レーシックとイントラレーシックの違い

レーシックとイントラレーシックの違いは、フラップ(ふた)の形成の仕方の違いにあります。

レーシックでは、マイクロケラトームという機器を使って、角膜表皮を薄く削ってフラップを作っていました。

それに対して、レーシックより後に登場したイントラレーシックでは、イントラレーザーによってフラップを作ります。このようにイントラレーシックは刃を使わないことから、ノーブレードレーシックと呼ばれることもあります。

このイントラレーザーの登場によって、よりなめらかで薄く、正確なフラップを形成できるようになりました。イントラレーザーではコンピュータ制御によって、より安全に、誤差のないフラップを作ることができます。

また、イントラレーザーで作ったフラップは、切れ込みが直角であるため、ふた状にかぶせたときにピッタリとはまり込むような形になり、マイクロケラトームのフラップよりもずれを起こしづらいという安定性があります。

薄いフラップを作るため、レーシックが難しいと診断された角膜の薄い人や、最強度近視の人でもイントラレーシックなら対応できる場合も多く、ハロやドライアイ、視力の日内変動の発生率の点でもレーシックより優れています。

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19.レーシックとマイクロケラトームについて

19.レーシックとマイクロケラトームについて

レーシックは角膜表面にフラップ(ふた状のもの)を作ります。このフラップを形成する機器がマイクロケラトームと呼ばれるものです。

カンナで一部(ヒンジと呼ばれる)を残して削るようなイメージでフラップが作られます。マイクロケラトームによるフラップ形成は、イントラレーザーが登場するまでは主流であった方法です。

イントラレーザーはすべてコンピューター制御でフラップ形成が行われます。医師の手によっておこなわれるマイクロケラトームを使ってのフラップ形成より、さらに精密で正確性が向上したものです。医師の熟練度に左右されないという点で安定したフラップ形成ともいえます。

マイクロケラトームではフラップ断面のなめらかさがイントラレーザーに劣ります。

イントラレーザによるイントラレーシックのほうが若干、視力回復率も優れているために、視力矯正手術の世界はレーシックからイントラレーシックへと移行しつつあります。

しかし、イントラレーザーは執刀医の腕前による格差が出ないという意味において安全(無難)なのであって、熟練した執刀医がおこなうならばマイクロケラトームの方が優れているとする専門家もいます。

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2007年05月17日

18.レーシックの禁忌について

18.レーシックの禁忌について

禁忌とは、人体に悪い影響が出る危険がある薬剤の配合や治療法を避けて行わないようにすることをいいます。

レーシックが可能な人を『適応』というのに対し、不適応であることを『禁忌』という言い方をしているようです。

日本眼科学会の「エキシマレーザー屈折矯正手術のガイドライン」によると、実施を禁忌と定めているものには下のようなケースがあげられます。

・活動性の外眼部炎症
・円錐角膜
・白内障
・ぶどう膜炎や強膜炎に伴う活動性の内眼部炎症
・重症の糖尿病や重症のアトピー性疾患など、創傷治癒に影響を与える可能性の高い全身性あるいは免疫不全疾患
・妊娠中または授乳中の女性

かつては緑内障もこの項目に入っていましたが、現在では“実施に慎重を要するもの”とされ、禁忌とまではされていません。

また、18才未満の場合、視力がまだ安定しておらず、近視が進む可能性もあるため、大半のクリニックではレーシックを受けられるのは18才以上としていますが、事情と眼の状態、医師の判断によっては18才未満でも治療するところもあります。


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2007年05月16日

17.レーシックの失敗と失明について

17.レーシックの失敗と失明について

レーシックはマイクロケラトームという機器で角膜表皮に薄いフラップ(ふた)を作ります。その際におこりうるトラブルとしてフラップ形成不全があります。

ごくまれにマイクロケラトームのヘッドがフラップ作成中に止まってしまったり、ヒンジ(角膜上でつながっている部分)が残らずフラップが切り離されてしまう、フラップの中央に穴があいてしまうというケースです。いずれも執刀医の腕が確かなら、まず起こらないトラブルです。

また、マイクロケラトームの性能が劣っている場合には、断面に非常に細かいスジが残り、それによってハロー(夜間にライトなどの光点の周囲がかすむ)が起こります。

ちなみに、ベストな状態であったとしてもマイクロケラトームで形成したフラップは、イントラレーザーで形成したものに比べると断面のなめらかさでは劣ります。そのため、マイクロケラトームを使ったレーシックにおいては、支障がない程度の多少のハローは起こります。

レーシックの失敗から失明にいたるような重大なトラブルは起こっていません。

過去の失敗例としては、フラップ形成ミスとその後のケアが不適切だったために不正乱視が残り、訴訟問題、賠償金支払いに発展したケースがありますが、全体の比率からいえば非常に低いといえます。

レーシックは手術の中では安全性の高いものですが、それでも100パーセントの成功を約束するものではありません。

レーシックを受ける際には、そのリスクやデメリットについても医師に話を聞いておきましょう。きちんと説明してくれるはずです。逆に良い面ばかりを並べて、マイナス面を説明したがらないクリニックは信用できないともいえます。


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2007年05月10日

16.レーシックと開眼器について

16.レーシックと開眼器について

開眼器とは、手術中に目を開いておくための器具です。まばたきをしないように瞼を開いた状態で固定します。レーシック体験者のブログなどでは開眼器と呼んでいる場合が多いですが、医療分野では開瞼器(かいけんき)ということも多いようです。

この開眼器は、点眼麻酔(目薬による部分麻酔)後につけ、まばたきを防いで目を固定するためと、もうひとつ、眼球を充分露出するという重要な役割をします。これはマイクロケラトーム作動に必要な幅を確保するためです。そのため、瞼裂が狭い、つまり目が大きく見開きづらい人にとっては、かなり強く押し広げられるという感じがするようです。

このような人の中には、まれに一時的に痕になったり、術後もしばらく開眼器による痛みが残ったという人もいます。

目の大きさには個人差がありますし、感じ方もそれぞれですが、レーシック手術においてこの開眼器が一番痛かったという感想が多いようです(まったく痛みを感じなかった人もいます)。逆の見方をするなら、レーシックそのものに痛みや辛さはないということが言えるのかもしれません。





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15.レーシックと点眼薬の種類について

15.レーシックと点眼薬の種類について

治療後には点眼薬が処方されます。この目薬は角膜の回復と合併症などを防ぐための大切なものですから、調子がよいからといっておろそかにしたり、勝手に中断してはいけません。医師の指示を守ってしっかりと使いましょう。

術後に処方されるのは基本的にはステロイドと抗生物質の2種類です。必要に応じて鎮痛剤や、ドライアイに対する点眼薬が追加されることもあります。

それ以外には、手術後検診で状態をみた結果によっては症状に応じた薬を処方されることもありますが、術後が良好であれば徐々に薬を減らしていくことになります。

また、ステロイド剤点眼によって眼圧が上がるケースがまれにあります。そのまま続行すると緑内障などにつながる危険があるので、その場合には途中であっても医師が中止し、症状にあった処方をおこないます。

受けた治療の種類や、その人の症状、さらにはクリニックによっても点眼薬の種類に違いがみられますが、参考までによく処方される点眼薬としては、感染予防のためのクラビット、炎症を予防するサンベタゾン(ステロイド剤)、乾燥予防用としてヒアレインミニ、ソフトサンティア(人工涙液)などがあります。いずれも使用法(使用上の注意や保管について)と、一日の点眼する回数が指示されますので間違えないように注意してください。


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2007年05月07日

14.レーシックと花粉症・アレルギー体質について

14.レーシックと花粉症・アレルギー体質について

花粉症・アレルギー体質だからといってレーシック不適応というわけではありません。花粉症・アレルギー体質の人であってもレーシックは受けることができます。

しかし、花粉症の主な症状を思い浮かべてみてください。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ……この目のかゆみが問題です。花粉症の方ならおわかりになると思いますが、花粉症の目のかゆみというのは、我慢するなどというレベルではない強烈なものです。こすってはいけないとわかっていても止められるものではありません。

レーシックにおいて、フラップが完全に安定する前(術後約1ヶ月)にこすってしまうことはタブーです。フラップがずれたり、とれてしまった場合には大変なことになります。

そのため、レーシックを実施する時期を選ぶことや、花粉症を軽減させることが必要になります。花粉症の程度にもよりますが、医師によく相談してみることが大切です。

また、なんらかのアレルギー体質である場合、特に、例えば過去に歯医者の麻酔で気分が悪くなったことがあるなど、麻酔にアレルギーがある人も医師にしっかり細かく伝えましょう。

また、アレルギー治療薬を使用しているか、している場合の薬の名称なども伝えてください。

アレルギー体質でコンタクトが痛くてつけられなかった人が、レーシックを受けたことで快適な生活を手に入れたというケースも多いです。



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13.レーシックとドライアイについて

13.レーシックとドライアイについて

ドライアイとは、その名のとおり、目が乾くことによって起こる現象です。一般的には、コンタクトレンズの長期使用や、パソコンなどで目を酷使した場合に起こります。目が乾いた感じがしてまばたきが多くなる、すぐに目が疲れる、目が重い、目の奥が痛くなる、白目部分が充血、目の痛みや頭痛で集中出来ないほどになる、などの症状があげられます。

レーシック施術後にも、数週間、眼が乾きやすい状態が起こります。目がしょぼしょぼする、ゴロゴロするといったもので、ドライアイの症状としては軽度です。

レーシックでフラップを作成する際に角膜の神経枝が一時的に切断されることで、涙液の分泌が低下するためと考えられています。

また、手術前に目を開いて固定する開瞼器を強く使い過ぎたことを理由としてあげる専門家もいるようです。開瞼器は手術に必要な幅を確保しなくてはならないので、目が小さいからといって加減するわけにはいきません。そのため、見開いた状態の目を潤すための点眼をしながら手術がおこなわれます。レーシック後のドライアイは一時的なもので1ヶ月くらいで回復します。レーシックよりも薄いフラップを形成するイントラレーシックのほうが、ドライアイは起こりづらいようです。


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